選抜高校野球2016の組み合わせ抽選会
が行われ、対戦カードが決まりました!!
3月20日(日)に開幕して毎日熱戦が
続いています。
そこで各対戦カードの見どころなどを紹介した
と思います。
試合結果などもアップしていきます。
3月24日(木) 第5日 第一試合の見どころと結果
第1試合
東海大甲府(山梨) × 創志学園(岡山)
東海大甲府 | 創志学園 | |
---|---|---|
試合数 | 33 | 42 |
打率 | .333 | .321 |
本塁打 | 5 | 8 |
三振 | 77 | 194 |
犠打 | 68 | 134 |
盗塁 | 72 | 157 |
失策 | 27 | 25 |
秋の成績 | 関東大会ベスト4 | 中国大会優勝 |
評価 | Bランク | Bランク |
東海大甲府は部員数78人。
地元山梨県出身者は10名程度しかおらず、
全国各地からの県外出身者が多数で構成。
昨年夏に続いての2期連続の甲子園。
2枚看板の菊池大輝、松葉行人投手は
ともに甲子園を経験済み。しかも主力だった。
投手力は安定している。
例年強打線のチームが多いが、今年は
足を絡めた攻撃もしてくる。
大砲の4番松岡隼祐の前にランナーを
貯めたい。
守備は失策も少なく安定している。
創志学園は部員数60人。
20名弱が地元岡山県の出身。
残りの40名近くは、近畿圏を中心と
した県外出身者が入学している。
近年の自力アップの要因は
長沢宏行監督の手腕によるところ
が大きい。
夙川学院高校女子ソフトボール部
を16度の全国優勝に導き、前任の
神村学園(鹿児島)では2005年春に
準優勝している。
監督を慕って、有望選手が多数入学し、
昨秋はいよいよ中国大会を優勝した。
エースは150キロ右腕の高田萌生。
プロ注目の選手。速い速球も投げるが、
クレバーな投球術で速球一辺倒ではない。
打線は左打者を7人揃える。
特に盗塁数が出場校トップの157個。
足を使ってかき回してくる。
守備は安定していて硬い。
【試合の見どころ】
戦力的に拮抗したチーム同士の対戦。
前チームの主力が多く残り、経験値では
東海大甲府が優位。
新鋭校の創志学園は、名将長沢監督の
采配が見もの。
創志学園の高田萌生投手対東海大甲府打線
が試合の行方を決める。
拮抗した接戦になりそう。
試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
創志学園 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 1 | 0 | 5 |
東海大甲府 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
(創志学園)高田ー小林
(東海大甲府) 松葉、菊池ー亀田
創志学園が自分たちの野球で2回戦に
コマを進めた。
注目のエース高田萌生は140キロ越えの
ストレートを武器にクレバーな投球で
東海大甲府打線を1点に抑えた。
打線も破壊力はないが、足を絡めたうまい
野球でそつなく加点し、試合を決めた。
東海大甲府も実力差はあまり感じなかったが、
4併殺などでリズムに乗れず、初戦敗退。
3月24日(木) 第5日 第二試合の見どころと結果
第2試合
高松商(香川) × いなべ総合(三重)
高松商 | いなべ総合 | |
---|---|---|
試合数 | 52 | 57 |
打率 | .332 | .370 |
本塁打 | 29 | 22 |
三振 | 196 | 185 |
犠打 | 104 | 87 |
盗塁 | 144 | 109 |
失策 | 67 | 66 |
秋の成績 | 四国大会優勝 | 東海大会準優勝 |
評価 | Aランク | Bランク |
高松商は部員数40人。
全員地元香川県出身。
第1回大会の優勝校。
とんでもないレジェンド校だが、近年はやや
低迷していた。春も20年ぶりの出場。
オールドファンには懐かしい名門校。
しかし今回は懐かしいだけではない。
昨秋の四国大会を優勝し、その後各地区の
チャンピオンが参加した明治神宮大会も優勝。
秋の王者として、甲子園に戻ってくる。
エースは浦大輝。
身長179cm体重78kgから、重い
ストレートと三振の取れるキレのいい
スライダーが特徴。
攻撃は盗塁数が物語るように足を絡めて
チャンスを作ってくる。
野球センスの塊のような美濃晃成選手、
大砲植田響介選手ら注目選手も多い。
守備も伝統校らしく安定していて、穴は
ない。
春3度目の優勝で古豪復活を狙う。
いなべ総合は部員数51人。
ほとんどが地元三重県の出身。
6名のみ愛知県の県外出身者が入学している。
エースは昨秋活躍した渡辺啓五。
最速142キロの速球を武器に
エースの座を勝ち取った。
打線は強打線とまではいかないが、
連打、連打の集中力でビックイニングを
多く作った。
波の乗ると止まらない打線。
守備も無難にこなし、硬い。
【試合の見どころ】
昨秋の王者の高松商が優位に立つ。
いなべ総合の田中啓五投手の出来が
試合展開のカギとなりそう。
試合の主導権を相手に握らせたくない。
高松商の浦大輝投手の立ち上がりを捕えて
試合を有利に進めたい。
試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 | |
いなべ総合 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 | 2 | 0 | 0 | 6 |
高松商 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 2 | 1 | 1× | 7 |
(いなべ総合)山内、渡辺(啓)ー渡辺(雄)
(高松商) 浦、美濃ー植田
昨秋の明治神宮大会王者の高松商が有利
かと思われたが、逆転に次ぐ逆転で
今大会初の延長戦となった。
高松商は先制点を許し、逆転したものの
エース浦大輝が捕まり、再逆転を許す厳しい
試合展開となった。
しかし、9回裏執念で追い付き、10回裏
相手のミスで薄氷の勝利となった。
いなべ総合はよく戦った。昨秋に東邦と接戦
をしただけの実力は確かでした。
すばらしい集中打で逆転し試合を有利に進めたが
最後の最後でミスが重なり惜しくも敗退となった。
3月24日(木) 第5日 第三試合の見どころと結果
第3試合
海星(長崎) × 長田(兵庫)
海星 | 長田 | |
---|---|---|
試合数 | 40 | 48 |
打率 | .367 | .299 |
本塁打 | 18 | 4 |
三振 | 126 | 158 |
犠打 | 76 | 117 |
盗塁 | 88 | 102 |
失策 | 39 | 79 |
秋の成績 | 九州大会準優勝 | 兵庫県大会ベスト8 |
評価 | Bランク | Cランク |
海星は部員数70人。
部員のほとんどは地元長崎県出身者。
海星中からそのまま進学している部員が多い。
6名の県外出身者が入学している。
昨秋は九州大会準優勝。
エースは左腕の春田剛志。
ただピッチングスタッフにやや柱となる
選手に欠ける。4人の投手で抑えていく。
打線は強力。
高校通算20ホーマーの永石拓武選手を
中心に好打者が並ぶ。
守備はうまく守りからは崩れない。
長田は部員数35人。
ほとんどが地元兵庫県出身者。
2名のみ県外出身者が入学している。
激戦区兵庫県で昨秋ベスト8入り。
偏差値70の超進学校が文武両道で
21世紀枠に選出された。
このチームの柱はエースで4番の
園田涼輔選手にかかっている。
昨秋は52回で66奪三振。
防御率1.21。
打線は少ないチャンスをものにする
勝負強い。
こつこつ加点し、点を積み重ねる。
守備は水準以上。園田投手が三振を
取れるので、守備力は甲子園で試されそう。
【試合の見どころ】
総合力では海星が有利。
しかし、海星打線が長田の園田涼輔投手を
打ちあぐむ展開となれば、地元兵庫の大声援を背に
長田の試合展開になることも十分考えられます。
試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
長田 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
海星 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | × | 3 |
(長田)園田ー吉川
(海星) 春田、土谷ー田川
海星は相手のエラーがらみの少ないチャンス
を確実に生かして初戦を突破しました。
打線は強力なので、より奮起を期待したいです。
投手は、春田、土谷とうまくつないで、
被安打3に抑えました。
長田の園田投手は評判通りの好投手で、
海星の強力打線を3安打に抑えました。
もう少し、打てれば良かったです。
やっぱり県内有数の進学校で応援が
すごかったですね。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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