選抜高校野球2016の組み合わせ抽選会
が行われ、対戦カードが決まりました!!
3月20日(日)に開幕し、毎日熱戦が
繰り広げられています。
ますます盛り上がってますね。
そこで、対戦カードの見どころなどを紹介した
と思います。
試合結果などもアップしていきます。
3月23日(水) 第4日 第一試合の見どころと結果
第1試合
土佐(高知) × 大阪桐蔭(大阪)
土佐 | 大阪桐蔭 | |
---|---|---|
試合数 | 35 | 42 |
打率 | .282 | .394 |
本塁打 | 0 | 54 |
三振 | 102 | 134 |
犠打 | 68 | 94 |
盗塁 | 30 | 59 |
失策 | 44 | 50 |
秋の成績 | 四国大会ベスト4 | 近畿大会優勝 |
評価 | Cランク | Aランク |
土佐は部員数31人。
地元高知県出身者が多いが、
数名は近畿・中国圏からの県外出身者。
偏差値67で県下一の進学校。
春夏ともに一度ずつ準優勝の経験を誇る。
試合を組み立てるエース尾崎玄唱投手の
活躍が不可欠。
ストレートは最速133キロだが、
多彩な変化球を駆使した動くボールで
勝負。投球術にも長けている。
打撃陣にはホームランバッターは
いないが、繋ぐ打線で数字以上の力
を持っている。
守備は昨秋の公式戦7試合で14個
とやや不安定。
つまらないミスは少なくしたいところ。
大阪桐蔭は部員数43人。
約半数の部員は地元大阪の出身。
残りの半数は西日本各地から
選ばれし選手たちが入学している。
エースは150キロ左腕の高山優希。
今大会注目の投手。
カーブ、スライダー、スプリットと
どの球でも勝負できる。
投手陣は豊富。
岩本悠生、香川麗爾投手も好投手。
さらに下級生の2年生にも能力の高い
選手を揃えている。
打撃陣も強力。チーム打率.394、
本塁打54本は出場校中トップ。
経験豊富な中山遥斗、永広知紀、
吉沢一翔選手らが打線を引っ張る。
守備も穴らしい穴はない。
【試合の見どころ】
ここは、優勝候補の大阪桐蔭が優位。
ポテンシャルの高い選手が多く、投打に
弱点が見当たらない。
土佐はエース尾崎玄唱のピッチングに
すべてがかかる。
頭脳的なピッチングで大阪桐蔭をなんとか
抑えたいところ。
僅差の戦いに持ち込んで、ファンの多い
『全力疾走』野球で球場を味方につけたい。
試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
土佐 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
大阪桐蔭 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 2 | 2 | 2 | × | 9 |
(土佐)尾崎ー楫
(大阪桐蔭) 高山、徳山ー栗林
大阪桐蔭がまず初戦を突破しました。
エース高山は8回を2安打に抑え、
打線は12安打で完勝となりました。
土佐は序盤から尾崎投手が頭脳的なピッチング
でよく大阪桐蔭打線を抑えたが、不安だった守備で
数字に表れないミスが目立ち、尾崎投手を盛りたてて
上げられず、波に乗れなかった。
打線も気迫あふれる粘りを見せて、いい試合に
なりそうだったが、2回表無死満塁の大チャンスに
3者連続で強硬策が裏目に出たのが痛かった。
ここで、スクイズ等で先制していれば、ワンサイド
ゲームにはならなかったかも。
全力疾走と地元大阪桐蔭に負けない大応援団
の声援はすがすがしい印象でした。
3月23日(水) 第4日 第二試合の見どころと結果
第2試合
市和歌山(和歌山) × 南陽工(山口)
市和歌山 | 南陽工 | |
---|---|---|
試合数 | 55 | 44 |
打率 | .307 | .277 |
本塁打 | 20 | 1 |
三振 | 242 | 147 |
犠打 | 129 | 78 |
盗塁 | 107 | 19 |
失策 | 64 | 50 |
秋の成績 | 近畿大会ベスト8 | 中国大会準優勝 |
評価 | Cランク | Cランク |
市和歌山は部員数38人。
多くは地元和歌山県出身。
ただ、大阪から10名程度の選手が入学している。
市立の高校にしては県外選手が多い印象。
エースは赤羽陸。
身長180cmから140キロの角度のある
速球を投げ込む。
昨秋公式戦の防御率1.27と計算が立つ。
同等の力を持つ左腕の栗栖拓巳とともに
2枚看板で投手力は安定している。
打線は長距離ヒッターは不在だが、小技のきく
野球センスの優れた選手が多い。
相手のミスにつけ込み勝負強い打線で返す。
守備も大崩れはない。
鍛えられたチームだ。
南陽工は部員数42人。
全員が地元山口県の出身。
県立の工業高校らしいチーム。
エースは重富将希。
身長182cm体重84kgの恵まれた体格
から、自信のストレートを投げ込む。
ただし、まだ完成前の投手で昨秋は
コントロールを乱す場面も見られた。
こちらも2枚看板で勝負。
ただ、南陽工は捕手の藤本大輔がマウンド
に上がる。
昨秋は接戦のシーソーゲームが多かったが
2人で乗り切った。
打線は数字以上に勝負強い。
効果的な攻撃で得点を重ねる。
守備も水準以上で安定している。
【試合の見どころ】
チームカラーの似通ったチーム同士の対戦。
お互いの2枚看板の出来が試合を左右しそう。
やや市和歌山が有利ですが、少し点の取り合い
の接戦になりそうで、ミスを多くした方が
苦しい展開になる。
試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
南陽工 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 6 |
市和歌山 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
(南陽工)重富ー藤本
(市和歌山) 赤羽、栗栖ー岡本
(本塁打)笹部(南陽工)
遠い展開となった。
南陽工は9回表連続死球で無死1,2塁の
チャンスで送りバント。
赤羽投手が3塁へ悪送球で均衡が破られた。
そのあと2死までいったが、
南陽工2番笹部に3ランホームランを浴びた。
栗栖投手へ投手交代したが、少し緊張が途切れて
しまい、この回6失点で万事休す。
南陽工重富投手はピンチでよく踏ん張り、好投。
3安打完封した。
3月23日(水) 第4日 第三試合の見どころと結果
第3試合
秀岳館(熊本) × 花咲徳栄(埼玉)
秀岳館 | 花咲徳栄 | |
---|---|---|
試合数 | 41 | 46 |
打率 | .377 | .307 |
本塁打 | 28 | 21 |
三振 | 119 | 163 |
犠打 | 62 | 57 |
盗塁 | 79 | 75 |
失策 | 31 | 51 |
秋の成績 | 九州大会優勝 | 関東大会ベスト8 |
評価 | Aランク | Bランク |
秀岳館は部員数67人。
部員のほとんどは県外出身者。
関西から九州各地まで有能な選手が
入学している。
昨秋の九州大会の優勝校。
圧倒的な力で九州王者となった。
これほど注目の高校となったのも
元NHK解説者の鍛冶舎巧監督が就任してから。
元教え子たちの大阪枚方ボーイズの選手たちが
監督を慕って入学している。
教え子の一人である捕手の九鬼隆平を中心に
監督とともに高校野球での全国制覇を狙っている。
投打に総合力が高い好チーム。
花咲徳栄は部員数76人。
約半数が地元埼玉県出身者。
残りの半数は関東圏を中心に幅広く
有能な選手が入学している。
昨秋の関東大会はベスト8。
しかし敗れた相手は優勝した木更津総合高校。
好投手同士の投げ合いで惜しくも破れたが、
負けて強しを印象づけた。
エースは昨夏の甲子園でも活躍した
ドラフト候補の高橋昴也。
この左腕を打ち崩すのは至難の業。
打線はしぶとくつないで得点を取ってくる。
好投手との対戦が多く、チーム打率は
控えめだが力はある。
守備も失策が少なく、硬い。
【試合の見どころ】
1回戦屈指の好カード。
優勝を狙えるチーム同士で見どころは満点。
花咲徳栄の高橋昴也投手を秀岳館打線が
どう攻略するか。
鍛冶舎巧監督の采配が見もの。
1点を争う好ゲームになりそうで、ささいな
ミスが勝敗を左右しそう。
試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
花咲徳栄 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 | 0 | 5 |
秀岳館 | 0 | 0 | 5 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | × | 6 |
(花咲徳栄)高橋、綱脇ー野本
(秀岳館) 堀江、田浦、有村ー九鬼
花咲徳栄の高橋昴也投手VS秀岳館打線。
秀岳館は打線の粘り強い打撃とパワーで
高橋昴也投手を攻略に成功。
特に木本、九鬼、天本のクリンアップは
破壊力抜群でした。
次の塁を狙う走塁やトリックプレーなど
鍛冶舎監督のきめ細かい野球が存分に
発揮されました。
花咲徳栄は試合の主導権を奪えず苦戦。
しかし8回表に秀岳館2番手の
田浦投手を攻略、一気に3点返し、
反撃したがここまで。
高橋昴也投手が打ち込まれたことが
誤算。あと、3点返した後の
1死3塁で同点に出来なかったのが
痛かった。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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